わたしにとっての 「デザイン」 とは、
やさしさという形の表れであり、生きることそのものです。
想いや願いは生命に宿るものであり、
それ自体はデザインできないけれど、
やさしさをもって寄り添っていくことで、
見落とされていた小さな希望が輪郭をなして、
想いや願いをそっと「かたち」として表れてくる。
やさしさは 「デザイン」 を生みだし、
そのやさしさを伝え、届けていくことで、
だれかの役に立ったり、喜びや幸せを生みだすことができるのだと思います。
だから私は、「やさしさをもって生きる」ことと、
「やさしさをもってデザインする」ことは、同じことだと思い、
生きていくという在り方そのものが「デザイン」 だと私は考えています。
やさしさのかたちは、ひとりひとりの暮らしに、植物や動物に、
人と自然が織りなし生まれた風景や文化に、自然資源を活かした産業や手仕事に、
地域社会の営みに、社会の小さな片隅に、そしてまだ見ぬ未来にまで
やさしさのかたちは届いていくものだと信じています。
たくさんの小さなうつくしい光をみつけて、そっと汲みあげるように。
日本の地方から、この国が本来持っているたくさんのうつくしさを見つけて育み、
未来へそっと手渡していけるような、そんなデザインをしていきたい。
大切なものを、大切にできるように寄り添いながら。
誰かの希望となり、幸せとなり、
次のやさしさを生みだしていくことを願って。